平成16年10月23日
「子ども時代応援します。」
草加おやこ劇場は、子どもの文化を大事にし、人と人とのつながりの中で豊かに育ちあう社会をめざします。
21世紀、地域社会の中から一人ひとりが地球規模で環境を守り、国を超えて、人が豊かに生きるための道を探らなければならない時代が到来しています。次代を生きる子どもたちは、社会をつくる一員として、又、人としての自信と誇りを持ってのびやかに育ってほしいと心から願います。
子ども時代は目覚しく進化をとげる時代であり、その後に続く長い人生を決定づける大切な時です。
子どもたちは、心揺さぶる芸術との出会い、異年齢の子どもたちとの遊びや交流、わくわくどきどきする体験を通して、ともに考え、悩み、ぶつかり合って自分の考えを表現したり、他人に共感する力を獲得して、伸び伸びと感性豊かに育っていきます。
子どもたちを単に守られる存在としてでなく、人格ある社会の一員として位置づけ、家庭や園、学校、地域社会で、自分らしく生きることを受け入れる社会環境を作っていくことが、今、大人一人ひとりに投げかけられている共同の責務と考えます。
草加おやこ劇場は、1974年設立され、以来、今日まで一貫して「子どもの心と生活を豊かにし、おとなも子どももともに育ちあうことを目指して」様々な活動を作り出して来ました。 1つは、子どもの発達に見合った、質のよい生の舞台の鑑賞を子どもの生活の一部として根付くように定期的に、連続して開催していくこと。 1つは子どもも大人も誰もが主人公になり、人と人がふれ合いながら創造的な体験を実現できる場を地域に広げていくことです。 1994年日本が批准した『子どもの権利に関する条約』においても、これらの活動の重要性が再認識されました。 この30年に及ぶ経験を踏まえて、一人ひとりの子どもたちがとびっきりの子どもの時代を過ごせるように、わたしたちは、NPO法人を設立します。
NPO法人子ども広場草加おやこ劇場
代表 柴康子
18年度貸借対照表
第19年度重点テーマ「子どもの姿がみえる年にしよう!」
18年度は「会員活動会議」が始動し、例会担当チームができ、「会員自ら鑑賞例会を中心に楽しいことを考え、実行すること」ができるようになりました。
もうひとつの「子どもの主体的な活動をつくる」についてはどうでしたか?
たしかに「子どもあそび市」など大きな企画としては実現できていましたが、子ども同士が交流し自らやりたい活動は作れていませんでした。
子どもの継続的な活動を作るには、やはり支援する大人の力が必要だと思います。
そこで、19年度は、一度消滅させた「子ども活動部」を復活させ、「子ども同士が交流し、子どものやりたいことを実現する場をつくる。子どもたちのあそびあう姿を見える化する。」ことを目標とします。